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今日は変・変・変

今日は木曜日!

我が家では1週間のうちの木曜日、この一日だけをおばあさんの

デーサビスはお休みとしています。

今日は私も「かごの鳥」です。

午前中、時々起こしてトイレ誘導が必要なほどよく眠っていたの

ですが、昼食後しばらくしてまた横になってしまいました。sleepy

いつもならもう少しウロウロするのですが・・・・

2時を過ぎてやっと起きてきました。

私がテーブルにいると寝ぼけまなこでやってきて 

「みんな~どこへいったんや~」

「えっ?みんな~ってだれのこと?」 「うちのおばはんや~」

「えっ?おばはん?」  「おばはんってだれのこと~?}

「おばはんしらんか~?」  「うん」

「おばはんいうたらトシエっていうおばはんや~」  エ~ッ?

一瞬ギョッとします。だってトシエって自分の名前でしょう?

まさか自分の名前を忘れたわけではないよね~。coldsweats01

私も首をかしげながらおばあさんを指差して「トシエっていうおばは

んならここにいるや~。いったいだれのこと~?」

「あの~。いんだとこの(出里のことでしょう)おばはんや~、

ようは~・・・・・」おばはんという方の名前がでてきません。

「かなわんな~」といいながら思い出そうとしていますがやはり

名前が出てきません。聞いている私も

「ほんま私もかなわんわ~」と答えるしかありません。coldsweats01

「ほんま、あんこするわ~。ともかくトシエおばはんを見立てた主や」

は~?ぬし?「ハハハハ、ぬし~?」 happy01 「わらわんとき~な~」

「だってそんな人見たことないしむつかしいわ~」

(一体誰のことを言っているのでしょう) 「そのうちわかるし~」

「そうやな~じゃあ、それまでまっとくわ~。・・・でもそれってひょっとし

アサ江さんのこと?」 アサ江さんとはトシエさんの妹です。

「さあな~?アサ江かも知れんな~?もう私もボケがまわってきたわ」

「そうやな~、ボケにも肝が入ってきたえ~」と私もつい突っ込んでし

います。 「そういわんと仲ようして~な~」good

「え~?仲ようしてるや~。これ以上はどうも無理やと思うわ~happy01

「仲ようしてるけどな~・・・・わからん。むつかしいわ~」

「うん、ほんとむつかしいな~」・・・・・coldsweats01

先ほどから私は市場のチラシから特売品でも買ってこようかと買出

しのメモをとっていたのです。しかし、おばあさんが起きてきたので

ちょっと出られなくなってしまいました。

やがておばあさんは、自分の椅子に腰を下ろすと今度は壁の時計

見て「何時や~」と聞いてきます。しかし私の介護ではすぐに答え

でないのです。なるべく身体だけでなく頭も動かしてもらうことにし

いますから。「何時や思う?」 「2時やな~、2時30分に手前やな~」

「そうや~あってるで~」 「なんぎやな~」

「なんで~?それだけ出来たら上等や~」

「おおきに・・・・・」といいながら「ここのおっさんどこいったんや~?」

朝からもう5~6回の質問です。朝、魚釣りに出かける息子の姿を見

ているだけにおばあさんの頭の中ではその記憶がどこかに残ってい

るのでしょう。でも「魚釣りに言ったよ」と答えてもすぐに忘れてしまう

ので何回もおなじことの繰り返しです。私も2~3回はちゃ~んと答え

てあげるのですがそのうち同じ答えに飽きてしまいます。coldsweats01

最初の答えは「魚釣り」次は「会社」とこたえたので今度は

「足の向くまま気の向くままや~」と答えることにしました。

「ハハハハ、ちっともいやへんな~」 

「おばあさん!心配せんでもな、おなかがすいたら帰ってくるから」

「ハハハハかなわんな~、わてもそのくちや」 ん?わてもそのくち?

私の頭はすばやく動いています。時計を見ます。

時計の針は3時です。ああ!どうやらおやつの時間のようです。

冷蔵庫へ向かいます。いちごの用意をしながら

「なんでかなわんの~?おばあさんの話はなぞときやな~」

「そやけどよう教えてくれる」  「だれが~」

「あんたが}  「????」

「わてが教えてあげなあかん立場なんやけどあんたがよう教えてく

れる」  (ん?ようわかっているや~?)

「まあ、おおめにみて~や~頼みやわ~」

「そうやな~おおめにみなしゃあないや~」

うまい具合にイチゴの用意が出来ました。

「ほら、いちごが多めにあるで~どう?」と出してあげると

「ヒャー、ごちそうやな~」とにこにこ。lovely

「うん、ごちそうやで~食べて~」 

「へ~おおきに}と口に運びながら「うちのおばはんどうしてるやろ?」

(え~?また振り出しに戻ったの?)shock 

「キヨ子さんや!」

「ああ!小さいときによく遊んだキヨ子さん?」 「うん、そうや~」

こんどは思い出したようです。flair

このキヨ子さんとはトシエさんと歳があまりかわらないトシエさんの

叔母なのです。でも、もう10年以上も前に亡くなっているのですが・・

「キヨ子さんもうっとうしいなったな~」

(え~??ちょっと人のことは言えないのと違う?トシエさん!)coldsweats01

「どない、あないうっとうしいなったやろ。わての方がしっかりしてる」

心の中で笑うしかありません。happy01

「ここの兄ちゃんもしっかりしてるな~。しっかりした人ばっかりや~」

といいながら自分の顔を指差して

「中にこのトシエがドボ~ンとたってるや~ん」

「トシエさんも昔はしっりしてたや」というと今度は

「あかん。ここの兄ちゃんはどういう性質のものや~?」

「え~?どういう性質ってどういうこと~?」「わからんか~?」

「うん、おとなしいとか?やんちゃとか?なんやったらどんくさいと

か~?」  「ハハハハむちゃくちゃや」

そしてなにを思ったのか今度はしげしげと台所を見渡して、

「これだけそろってたら結構なことやな~。あんたはデ~ンと構え

といたらええや~」

「そうか~?おばあさんこそ結構なことや~。世話してもらって、

食べさせてもらってデ~ンと構えてたらええんやから結構なことな

んと違う?」と言うとハハハハと笑って手をパンパンとたたいて拝

んでいます。 「なに拝んでるの~sign02

「わたしの行く先を拝んでるの!もうこうなったらな~何もかもおし

いや!わたしはもうこんでおしまいや~」と嘆きます。sad

「え~?なにをなにを、まだまだ!」と私が手を横に振ると・・

「ハハハハ、何時ごろ戻ってくるんや~?」 「だれが?」

「トウスケや~」 「え~?トウスケってなんなんsign02

「ぼんぼんや~。うちのぼんぼんや~」・・・・

ハ~!今度はぼんぼですか~。down

雰囲気的には先ほど主人のことを「足の向くまま気の向くまま」と

答えたのでおばあさんの頭の中には『放蕩』という言葉が浮かんだ

のでしょうか?放蕩の蕩でトウ助かな?と想像はできるのです

話しがあちこち、言葉があちこち飛び交うので拾い集めるのも大変

です。そしてそういいながらも部屋を見渡して 

「ここ二階あるやろ?結構なこっちゃな~。わてもあかんようになっ

たわ。こうなったら世の末や~」とまたなげいています。そして

「兄ちゃんは?もう帰ってくるか~?」又この話?shock

だんだん疲れてきました。そして追い討ちをかけるように

「あっちのおばあさんも理屈っぽうなったな~」「えっ?誰のこと sign02

「おとくさんや~」え~っ?今度は“おとくさん?”

おとくさんとはトシエさんのおばあさんのことです。トシエさんは産ま

てすぐ母を亡くしたのでこの“おとくさん”に育ててもらったのです。

また手を合せて拝みながらいいます。

「わてはこうやってあんたがおってくれるから・・・」

「ハハハハ、生きていけるって?」happy01

「ハハハハ。おおきに、おおきに」happy01

でも今日はほんと変?血糖値は大丈夫かな~?測ってみることに!

血糖値は192です。おばあさんにとってはまあまあの値。

大丈夫なようです。しかし、この会話に私はだんだん疲れてきました。

おばあさんも疲れてきたようです。「あ~しんどいわ~」

「そうやろな~。おばあさん!行って寝てきたらどう?」

「ここのおっさん怒らへんか~?」 「おっさんて幹雄か~?}

「うん、そうや~」  

おばあさんは一人で住んでいた頃、よく昼寝をしていたのです。

ですから夜は遅まで起きていたようです。そんな生活態度を主人

よく注意をされてたようですあんなにしたいことをし、いいた

とを言いっていた人すから何を言ってもこたえない人と思って

のですが、このおばさんでも叱られたことはいやなこととして

記憶の奥底に残っているのでしょうか?「そんなん怒らへんよ~」

「そうか~やれやれや~。そしたらあっちいって寝てくるわ~」

「そうやな~。そうした方がいいみたい」  「そんならお休み」

ふ~sign01やっとベッドに落ち着きました。ほんとやれやれです。sign03

時計は・・・もう4時をまわっています。これでやっと市場へ行ってこら

ます。といいますのものもショートスティのお泊りから帰ってきて

3日が経つというのにまだ大の方が確認できていなかったのです。

以前買い物に行っている間に大変なことがあってからは、必ず大丈

夫なことを確認してから、そしてなおかつおばあさんが横になってい

るのを見計らって出かけることにしているのです。

私の出かける姿を見ると“どこいくの~”コールが始まり不安なのか

ウロウロが始まるからなです。今日は、昼食後やっと確認ができて

ましたのでこれからのおつかいとなります。schoolrunPhoto

やはりデーサービスという制度は

りがたいものです。それを思うと

いつも昔の人の介護とは大変

あったことだろうと頭がさがります。

それにしても今日のトシエさん。sign01

どういった景色を見ていたのでしょうsign02  

計り知ることはできません。think

2009・4・23の出来事)

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